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今回は、5年ほど前に特集したテーマの続編ということで、ともすれば「ハラスメント」になりかねないような言葉も含めてまとめてみたいと思います。あまり人のことは偉そうに言えませんので、半ば自分自身への戒めも込めて(笑)。
◎ 「何でわからないんだ。そんなこと常識じゃないか。」
これ、あるアンケート調査で「上司に言われたくない言葉第1位」だそうです。誰しもこのように叱責された記憶が少なからずあるかと思います。(まあ場面にもよりますし、気持ちはわかりますが)このように言われたら、部下は能力を否定された気になって士気が下がりますよね。
◎ 「遅いなあ、まだできないのか。使えねえ奴だなあ。」
どれくらい遅いかにもよるでしょうが、特に後半のくだりは人格を否定する表現かと思いますので、それこそ使わない方がいいですね。個人的な想いとしては、部下の仕事が遅いのは上司のマネジメントが悪いせいかと思いますが、いかがでしょうか? ちなみに、こちらは前出のアンケートで「若手社員・非正規社員が上司に言われたくない言葉第1位」だそうです。
◎ 「〜のくせに」
使用例としては、「新人のくせに」「バイトのくせに」「女(男)のくせに」などでしょうか。生意気なこと言うんじゃないよ・・と後に言葉が続きそうですね。いずれも自分の方が色々な意味で上位で常に正しいと思っているが故の発言かと思います。それこそハラスメントになる要素の強い言葉かと思いますので、変な価値観や思い込みは捨てた方が賢明でしょう。
◎ 「前例がないからダメ」
それを言ってしまうと何もできませんよね。もちろんその内容にもよりますが、その1件で前例ができるように一緒にチャレンジしたり、実現できるようサポートしてあげようではありませんか。こういう発言が続くと、新しい提案や斬新なアイデアは自ずと周りから上がってこなくなるでしょう。
◎ 「上が言っているのだから仕方ない」
まあ確かにそうなんでしょうが、これはずいぶんあきらめの速いフレーズですよね。いや、その前にあなたのやりたいことや意見は何なのでしょうか・・と思ってしまいますね。何でも人の言いなりでは職場は活性化しませんし、もし結果的に実現しなかったとしても、積極的に交渉する姿を見せることで周りからの信頼は確実に得られると思います。
考え過ぎると何も言えなくなってしまいそうですが、いったん口に出してしまった言葉というのは消しゴムで消すことはできません。どのような場面でも言葉を発する前にひと呼吸置き、「その言葉が相手の心にどう響くか考える」ようにすると、職場でのコミュニケーションも良好になるのではないでしょうか。
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