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新年度ですね。それなりにふさわしく、今回はこんなテーマでお送りします。
1.率先垂範
当たり前ですが、ただ指示するだけでは人は気持ちよく動いてくれません。大事なのは、まずは自ら率先して行動し範を示すことです。汗を流し努力する姿を見せることです。子供が親の背中を見て育つのと同じ意味合いです。
そして、全体のイメージをきっちり把握してもらうことが第一です。「森を見る」ことです。どういう意味を持った仕事なのかが理解できれば、動機付けや習得もスムーズに進みます。
2.十分な説明
森を見たら次は「木を見る」ことが必要です。言葉を変えれば、その仕事に関する詳細な説明です。
具体的な作業に入る際に、はまりそうな落とし穴のありかなどをあらかじめ教えましょう。予知できる失敗を予防できるような経験者の誘導があれば、仕事の習得もしやすくなります。
3.自分の力でやってもらう
やはり自分で実際にやってみないと見えてこないものは多いです。ある程度予見はしていても、初めてやることや慣れないことなどは戸惑いや失敗が付きものです。また、思わぬ時間がかかってしまったり、作業が途中で滞ってしまったりもするかもしれません。
ここは慌てず焦らず、寛容にじっくり見守ることも必要です。自分で経験し、考え、自力で解決していかないと仕事は身につきません。本当にアドバイスや手助けが必用な時にだけ"助け舟"を出しましょう。
4.必ず評価をする
ある一定の仕事が終了したら、当然その結果について評価をしてあげないといけないですね。上司や先輩からのこのフィードバックが人をさらに成長させるのです。
よい評価であれば喜びが生まれ、まずい点があれば次回の克服すべき課題が明確となり、いずれにしても今後の大きな糧となりましょう。
ここまでのお話で重要なのは、必ず上記4つが常にワンセットでないと意味がないということです。範を示すだけでは人は動きませんし、褒めるだけでも人は育ちません。
次回はこの「後編」として続きを述べたいと思います。
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