|
|
|
|
|
当コーナーもその性格上、「会社側・経営側からの視点」で捉えた内容が多いのですが、たまには違った視点から書いてみることにしました。
いつも同じ視点からですと考え方も偏りがちになると思いますし、今一度社会人になりたての頃や求職活動をしていた頃の自分自身に遡って、色々思いを巡らせてみて頂ければと思います。
◎ “働く側”は会社に対して何を求めているか?
時代の移り変わりと共に価値観なども微妙に変化はしていますが、会社という場が「仕事を通じて自分のやりたいことを実現し、それによって生活の糧である給料をもらう所」であるということについては、今も昔も変わっていないと感じます。
実際に学生さんや再就職希望者の方々、あるいは現役の社員さん方に話を聞いてみても、そういった共通認識を一番多く聞いている所です。
では、果たして世の中の、あるいはみなさんの会社はその期待に応えているでしょうか?
経費上の都合や会社の政策上の都合だけで、杓子定規に物事を決めたり押しつけたりしてはいないでしょうか?
経営上のことも何も知らないで好き勝手なことを言うな・・などと社員さんの声を暗に抹殺していないでしょうか?
一方的ではなくお互いが「双方の立場」をよく理解できるようにし、その擦り合わせをしていくようにしたいものです。
◎ 「面接」という場の考え方
採用側の立場からすれば、「これから我が社で働いてもらう人を選ぶ場」です。もちろんこれは間違ってもいないですし、ごく当たり前のことです。
ただ、立場を変えて見てみると、「応募してきた人たちから自分達の会社を選ばれる場」であるともいうことができましょう。会社の雰囲気はどうなのか、ここは自分が毎日やりがいを持って働けるような魅力的な職場なのかを、実際多くの方々が色々な視点から“見て”います。
私も求職者の方々向けのセミナーの講師などをする中で、「面接という場は、みなさんが選ばれる場ではなくて、みなさんが会社を選ぶ場ですよ」というようなことをよく申し上げています。みなさんのこれからの生活の基盤となる場所ですから、みなさんの「目」でしっかりと会社を選んで下さい・・ということです。(単純に「極度に堅くなったり小さくなったりしないで、ありのままに自分を表現して下さいね」というメッセージも込めての進言です。)
ですから、ちゃんと選ばれるに値する会社・職場であるためには、普段からの心がけが必要不可欠です。逆に、面接という機会に自分の会社・職場をあらゆる方面から再点検し、時には第三者の意見も交えながら俯瞰してみるようなことも必要かと思います。
新しく人が入ってくるということは、それだけで職場の雰囲気が変わることもあるでしょうし、上述のことからもいい方向に会社を変えるまたとないチャンスとなることでしょう。
|
|
|
|
|
|