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■ 「エニアグラム・コーチング」って何? (後篇) |
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前回は、ご自身の「タイプ」を判別しました。(ちなみに、私は「タイプ4」です)。今回は、それを基に“相性の合う合わない”を検証し、違うタイプの人との対応方法を考えてみたいと思います。
◎ 相性の合わない「タイプ」
・ タイプ1 と タイプ7
⇒タイプ1はタイプ7をいい加減な人間と感じ、不足な部分を執拗に攻撃します。逆に、タイプ7はタイプ1からのその攻撃に息苦しさを感じて遠ざかろうとすると同時に、強い怒りを覚えます。
・ タイプ2 と タイプ8
⇒世話好きなタイプ2は(時には偽善的に)受け入れられるまで執拗に援助の手を差し伸べようとしますが、タイプ8は他者からコントロールされるのを嫌がりますから、反りが合いません。
・ タイプ3 と タイプ6
⇒タイプ3は慎重で安全志向なタイプ6の行動を見てイライラします。逆に、タイプ6はタイプ3の颯爽としたスタイルや生き方に憧れも持ちますが、タイプ3には受け入れられず溝が深まります。
・ タイプ2・3・4 と タイプ5
⇒タイプ2・3・4は感情や思いをタイプ5に伝えることが困難と感じます。タイプ5は感情では動かないからです。対して、タイプ5は世の中に真実は一つだと信じていますから、次々と感情や思いを訴えてくるタイプ2・3・4に困惑し、苦手意識を持ってしまいます。
・ タイプ4 と タイプ1・8
⇒タイプ1は自分のルールを他者に押しつけがちですが、タイプ4はルールそのものを無視する傾向がありますから、タイプ1にとっては理解し難い存在です。また、タイプ8にとっても、タイプ4は決して支配できない存在であるため苦手です。
◎ (特に)自分と違うタイプの人との対応方法
基本的には、まず自分のタイプを知り、相手のタイプを知り、そして、たとえ価値観や考え方が合わなくても、決して相手を否定したりせず、受け入れてしまうことです。
例えば、いつもマイワールドで自分らしさを追求するタイプ4の人(私)が「奇抜な提案」をしたとします。そこで、常識外れだと言わんばかりに真っ向から否定しますとタイプ4は落ち込みますので、「ユニークで斬新で君らしい」といったん受け入れた上で、「ただね、それは全体とのバランスや優先順位などを考えてどうだろう? 今、それを実現させたら、どういう影響が生じるのかな?」というように上手く導けるといいのではないでしょうか。(みなさん、気をつけて下さいね(笑)。)
例をもう一つ。営業成績の上がっていないタイプ8の人がいたとしたら「結果は気にせず自分のペースでやりなさい」と指導するよりも、「背水の陣だ。あと2日のうちに勝利を目指せ!」と言う方が理にかなっているといえましょう。タイプ8はプレッシャーに強く逆境にこそ力を発揮する負けず嫌いだからです。
※今回の内容も「9タイプ・コーチング」(安村明史著:コスモトゥーワン)を一部参考にしております。
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