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少し前にトピックスで最低賃金が変更される旨のお知らせをした所ですが、ここ何年かでいったいどれぐらい上がったのだろうと気になりまして、色々調べてみました。
まずは、今年度の都道府県別最高額と最低額から。最高額は東京都の「¥1,226」で大方みなさんの想像どおりかと。最低額は高知県・宮崎県・沖縄県の「¥1,023」でした。
同じ日本において、ここで¥200以上の差がありますね。
ちなみに、前年度に比べて¥80以上も上がった都道府県もあり、今年度初めて全都道府県が1,000円台となりました。
そして、国際的にどの位の水準かといいますとOECD諸国の中(最低賃金制度のない国もあるので、そこはもちろん除いて)では中位ぐらい、G7各国の中では2年前のデータだと(最低賃金の制度がないイタリアを除いて)日本はアメリカに次いで2番目に低いそうです。
為替レートとかの問題もあるので単純に比較するのは難しいと思いますが、確かにヨーロッパの方は物価がそもそも高いイメージがありますよね。
次に、日本における最低賃金の過去を5年単位で振り返って比べてみたいと思います。
・5年前(令和2年): 最高額「¥1,013」(東京都)/ 最低額「¥792」(秋田・鳥取県他5県)
・10年前(平成27年): 最高額「¥907」(東京都)/ 最低額「¥693」(鳥取・高知・宮崎・沖縄県)
・15年前(平成22年): 最高額「¥821」(東京都)/ 最低額「¥642」(佐賀・大分県他6県)
・20年前(平成17年): 最高額「¥714」(東京都)/ 最低額「¥608」(青森・岩手県他5県)
・25年前(平成12年): 最高額「¥703」(東京都)/ 最低額「¥600」(山形・熊本県他9県)
・30年前(平成7年): 最高額「¥650」(東京都)/ 最低額「¥554」(長崎・沖縄県他8県)
・35年前(平成2年): 最高額「¥548」(東京都)/ 最低額「¥468」(岩手・熊本県他9県)
・40年前(昭和60年): 最高額「¥477」(東京都)/ 最低額「¥395」(鹿児島・秋田県他8県)
・45年前(昭和55年): 最高額「¥405」(東京都)/ 最低額「¥318」(青森・佐賀県他7県)
ということで、長年にわたり東京都が全国トップであることはもちろんのこと、この上がり幅の大きさに改めて驚かされます。
10年前は東京都でも900円台前半で、最低額の県だと600円台ですね。平成の時代でも前半は東京都でも500円台とか600円台ですからね。今から見ると「ずいぶん安かったのだな〜」と実感します。(学生の頃にアルバイトしていた時、こんなに時給安かったっけ? と正直思いました。)
単なる感想ですが、昭和の時代の金額についてはもう信じられないような水準ですね。
さて、今から10年後、果たして最低賃金はいくらになっているのでしょうか?
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