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前回は朝の時間についてフォーカスしましたが、今回は一般的に「時間」を上手かつ有意義に使う方法について色々と考えてみたいと思います。
常に口癖のように「時間がないんだよ・・」と言っていたり、何かをできなかった時に「いやあ時間がなくてね・・」などと言い訳をする方がけっこう多いです。が、本当にそうでしょうか？
時間というのは、全人類に平等に与えられているものです。ということは、多くの場合それは単に「時間の使い方が下手」なだけかもしれません。あるいは、目の前のことに囚われすぎて、時間がないと勝手にイメージしているだけかもしれません。
そもそも価値観は人それぞれですので、まずは自分自身にとって「よい時間の使い方」は何か？ということをきちんと認識しておくのがベターです。そうすると、物事の優先順位がハッキリしますので、無理な計画を立てたり、何でもかんでも同時進行しようとしたりということが減ってきます。
もう一つは、どんなことでも思い立ったらすぐやることです。後回しにする分だけ、それこそ時間が無駄になります。もしそれがどう考えても時間がかかりそうなことであれば、準備だけするとか途中までとりあえず進めておくとか、とにかく「着手する」ことが重要です。一日たった10分でも、一週間続ければ１時間以上の時間数になります。
逆に、まとまった時間が取れる時にじっくりやって一気に完成にもっていこう・・などというのが一番効率が悪いのではないでしょうか。今日は時間ないからやめておこうとなって、結局何も進まないまま時間だけが経過することになりかねません。
知り合いに執筆の仕事をしている人がいます。だいたいいつも何を書こうかどうしようかと考えている時間が多くて、結局締め切り間際にバタバタとなってまさに時間に追われて苦しくなることの繰り返しだったそうです。が、ある時期から「今日はとりあえずあらすじだけ書き出そう」とか「今日は目次を作ってみよう」とか「今日は第２章だけ完成させてみるか」などと、できることから少しずつ進めていくようにしたら、締め切りのだいぶ前にいつの間にか完成することが多くなったとのこと。
あと、これは私自身がよくやっていることなのですが、何でも少し先のことをあらかじめやっておくようにする癖をつけることです。どうしても完成まで持っていけなかったら完成間近までやっておくとか、枠組みや素案だけでも作っておくとか、とにかく先のことを先に進めておくのです。そうすると精神的にも楽ですし、その先でまた時間を作り出すことができます。もし突発的な事情が発生したり急な案件が入っても、そうしておくことである程度対応が可能になります。
最後にもう一つポイントを挙げるとすれば、「凹んでいる時間を減らす」ことでしょうか。人間である以上、程度の差はあれ落ち込んだりやる気がなくなる時もあります。そういう時間が短ければ短いほど時間の無駄は減らせます。自分なりの「そういう状態から復活するための方法」を持っておくと、通常モードに素早く戻せて時間の停滞を最小限にできるのかなと思います。
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